株式会社あさの（以下、「同社」と呼ぶ）は、生姜の加工・生産および販売を主な事業とし、その他、ニニンニクやニラの加工品の製造・販売を行っており、生姜の加工・生産においては、高知県内の2大メーカーの１つです。
同社は、健康経営、女性の活躍や働き方改革を促進や労働環境整備に尽力しており、また、高知県立大学等との共著で論文を掲載する等、生姜に対する熱い思いをひしひしと感じます。
生産ラインは、鉄工部という生産技術部があり、自社でライン編成ができる技術力を保有しております。同社は6次産業に位置しますが、同じ6次産業の会社を見回してみても、多くの企業の現場を診断してきた当社でさえ、同社以外に生産技術部隊がある会社を見た事がありません。それだけ、生産性向上を重要視している証なのだと思います。
パレタイザーロボットを導入し、金属検知器から梱包までの自働化を試みているなど、これも生産技術を保有している事が功を奏しています。
今後の課題としては、人不足が顕著になり、電気代、燃料費などの高騰で製造原価が圧迫される中、同社も例外なく、更なる生産性を向上させて省人化を図って行かなければなりません。
3次産業、6次産業の生産性向上が話題になって久しい中、同社が更に健康になる様、DocFAIは、自称、“工場・現場の医者”としての本分を遂げるためにも、同社に寄り添いながら治療を施し、根治までお付き合いしたいと願う今日この頃です。
