2023.08.19

酔鯨酒造株式会社(高知県)の訪問工程診断(2023年6月14日)




“酔鯨”という日本酒銘柄は、一度は耳にした事のある方も多いのではないでしょうか。そうです。この度は、酔鯨酒造株式会社((以下、「同社」と呼ぶ))からの依頼で、工程(工場)診断をさせて頂きました。

同社は、東京をはじめとした都市部では良く耳にする日本酒銘柄で、私も個人的にとても大好きな日本酒です。

江戸期の油谷長介という雑貨商が発祥で、1872年(明治5年)高知市長浜にて同社の前身となる石野酒造が酒造業を創業し、1969年(昭和44年)に、戦時中、特攻隊のゼロ戦パイロットだった窪添竜溫が、戦後、戦友たちへの鎮魂の願いを込めて、自分の手で品質の高いお酒を造ることを志し、石野酒造を買収して酔鯨酒造有限会社へ改組し、銘柄「酔鯨」の製造・販売を開始致しました。酒造りの歴史は優に100年を超し、昨年、改組後50年を迎えた歴史と伝統を誇る会社です。

※“酔鯨“という名称の由来も興味深いものがございますので、一度、同社のWebサイトを拝見ください。

酒造りは、皆さんが想像しているよりも近代的で、IoTも活用した酒造りを行っております。

工程(工場)診断に応対して頂いた皆様は、声高な挨拶と驕りが感じられない姿勢に深く感銘致しました。また、自分達の課題もしっかりと分析できている事から、未病の状態ではなく、ある程度、自己診断ができる能力を持っている会社だと感じた次第です。

同社のブランド戦略は長けており、海外含めて販路を拡大しておりますので、売上は今後も堅調と思われますが、原材料、電気代、燃料費などが高騰し、人不足と叫ばれる中、同社も例外なく、なお一層の生産性向上によるコストダウンを実施しなければなりません、

同社が今後も成長すべく、DocFAIは、自称、“産業現場の医者”としての本分を遂げ、同社の一助になりたいと強く想っている今日この頃です。

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