包装機、各種装置の部品製造、組み立てを手掛ける三恵様。高知県での講演会後に、お声を掛けて頂き、4月に実施致しました。

 カイゼンも、工夫しながら間尺に合ったやり方で日々努力の後が見られ、また、驚いたのは、ワークセットの段取りを女性が行っていることでした。差別ではなく、重いものを運ぶのは男の仕事。とされてきた製造業。全国的に労働者不足が叫ばれる中、早くもマルチタスクを実施しており、それを解消するキーワードの1つがここにある様に感じました。

  また、その後、新工場新設に伴い、既存工場の悪さを洗い出し、その改善策も施した工場にしたいという谷江社長の意向があり、設備レイアウトの指導とともに既存工場の健康診断も実施する予定です。

  谷江社長は、社員のことを考え、会社の将来を考え、必要なものに投資する。社員はその意を汲んで実践する。こんな会社は日本にはなかなか見受けなくなってしまいました。三恵様はこれからも成長し続けると信じます。

  DocFAIは、成長のための支援を続けて参ります。

 6月5日、6日に掛けて、高知県内の1次産業を視察し、現状(工程)診断を行いました。

 1次産業は、何かの価値(食物等)を生み出して(収穫して)対価に変える活動ですが、2次産業(製造業)と同様に価値を生み出すプロセスが存在し、そのプロセスには人が介在しています。しかしながら、製造業では当たり前であります、5S、カイゼンの積み重ねによる品質向上、コストダウンといった取り組みは、1次産業においては定着しておりません。

 逆に捉えれば、生産性向上(効率化)の余地は沢山あると言えます。

 高知県の生産性向上推進アドバイザーとして、1次産業の生産性向上にこれからも協力して参ります。

 

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