高知県漁協の佐賀統括支所を11月13日に訪問いたしました。

佐賀統括支所は、高知県漁協に5つある統括支所の一つ。

佐賀エリアは、天然塩づくりやホエールウォッチングができる等、とても魅力的な場所です。また、カツオ一本釣りで有名な明神丸の拠点でもあります。それと何といっても魚がとても美味しく、特に、カツオは絶品です。

産地買受人が比較的多い佐賀漁港は地区水産物の流通拠点となっており、陸送されてきた漁獲物や佐賀漁港に直接水揚げされる漁獲物で、市場の中はごった返します。

 漁港も製造業の現場(工場)と同じ。 導線の見直しから過重労働の軽減まで、作業を見ていると、生産性向上のポイントが色々見えてきます。

一方、漁港から海のほうに目を転じると、最近の温暖化の影響もあってか、「漁場一つ探すにしても今までの経験則が通じない」という漁師さんの言葉がありました。

こうしたことから、漁港だけで生産性を議論するのではなく、不確定要素の強い漁場形成とそれに対抗し得る低コスト化や省力化を検討する必要がありそうです。

例えば、水揚げの際に多数の漁船が市場に殺到して水揚げが混乱している現況には、空港の管制塔のような機能を漁港に持たせるようなことも一考に値するのではないでしょうか。

一次産業も生産性の向上は避けて通れません。

高知県の一次産業の再興に向けて、DocFAIも微力ながら貢献して参りたいと思います。

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