2022.03.21

工場の工程診断と自働化構想支援(廣瀬製紙株式会社様)




古くは、“手すき”により和紙を作る土佐和紙工房からはじまり、現在では、主に産業用不織布を製造・販売する廣瀬製紙様。

 

今後の更なる成長に向けて生産性を向上すべく、訪問診断(2021年7~8月)のご用命を頂き、更に診断結果を踏まえ、工場の自働化に向けた構想案(2021年11月~2022年1月)を提供させて頂きました。

 

一般的になじみ深い不織布の製品は、今の新型コロナウィルスの蔓延で毎日の着用が当たり前となっている不織布マスクですが、同社の製品は乾電池セパレーターや液体フィルターなど、様々な用途での活用が期待されています。

 

カイゼン文化も芽生えており、生産技術に至っては、廣瀬製紙様の独自技術により超薄型不織布を実現する等、“生産性向上と付加価値化”に余念がありません。

 

診断結果は、主に自働化やデジタル化に関する課題を抽出致しましたが、課題の解決により、かなりの生産性向上を見込める事が分かりました。廣瀬製紙様の企業文化をすれば、必ず課題は解決できる事と期待して止みません。

 

自働化構想については、工場内作業の中でも重量物を持ち上げる・移動させるという、“重量負荷作業”の削減に焦点を当て、完全自働化ではなく半自動化とう視点で、たとえば治具・コンベアやAGV等を組み合わせた提案をさせて頂きました。

 

この提案を参考に、廣瀬製紙様にて自働化に取組んでいただいております。そして、段階的に自働化のレベルを上げ、将来は、“デジタル化と自働化を融合した工場”を体現して頂きたいと思います。

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